私自身は初めてオーダースーツを作る時、ポリエステル混紡の生地で作りました。
選んだ理由としては、単純に価格が安かったからです。
ただグレードの高い生地を見てみると、ウール100%の天然繊維で作られている生地が圧倒的に多かったです。
なぜ高級な生地にはポリエステルではなく、天然繊維のウールが選ばれているのか?
その理由を調べてみました。
天然繊維のウールには、着心地の良さと見た目の高級感がある
お店で生地を選ぶ際に、ウール100%の生地をいくつか見て実際に触ってみました。
この時スーツに関してはド素人だった自分が見ても、やはり見た目の高級感や手に触った時の手触りは、ポリエステル素材よりウール素材の方が優れていました。
ウールは柔らかい素材なので着用した時の着心地が良く、またポリエステルに比べて吸湿性が高く、ジメジメとした季節でも快適に過ごせます。
また天然素材のウールは静電気を起こしにくい特徴があります。
この事は、私自身ポリエステル混紡のスーツを着た時に、結構ホコリがペタペタと付いたことは気になったので、静電気を起こしにくいのは優れたメリットだと感じました。
またシワは付きやすいですが復元力が高いため、しばらくするとまた元通りになる特性もあります。
その人の目的に合い、予算が許すのなら天然繊維を
グレードの高い生地で採用されているウールですが、当然デメリットもあります。
吸湿性が高い分、雨に濡れてしまうとなかなか乾かないですし、柔らかい生地のためポリエステルに比べると、生地の丈夫さは劣ります
そのことを意識しないなら、スーツの見た目も高級感があって着心地の良さを考えれば、天然繊維のウールで作ったほうが、着用した時の満足度は確実に高くなります。
私は予算の関係上、ポリエステル混紡でオーダースーツを作りましたが、将来的にはウールを使ったスーツを一着作ってみようと思っています。